~摂理に出会う前の私・ちーちゃん篇⑦~

ちーちゃん篇がなかなか終わりませんね笑。

そのエステサロンは、当時業界No1だっただけあり、忙しさはものすごいものでした。
文字通り「目が回る」ような毎日です。

サロンの内容は
・美顔エステ
・痩身マッサージ
・脱毛
…などなど多岐にわたりました。

スタッフは同時に何人かのお客様を対応するので、一息つく間もありません。

こんな感じです↓
①Aさんの美顔スチームをセット、
②その間にBさんを痩身サウナにご案内、
③さらにその間にCさんの脂肪分解マッサージ、
④Cさんの仕上げパックをしている間にDさんの脱毛…。
…というような目まぐるしさ…(´Д`;)

さらに当時の脱毛というと、毛穴の一つ一つに針を入れては電気を流すという、非常に時間と神経を使う仕事で、
腱鞘炎に悩まされるスタッフも多くいました。

また痩身コースのお客様たちは、ふくよかな方が多かったので(当然といえば当然)、
全身マッサージをするのも大変な労力を伴う力仕事でした。

毎日押し寄せてくるセレブたち、マダムたち。
今まで接することもなかったような世界の女性たち。
ものすごいお金をかけて、美を追求する女性たちの執念を、毎日目の当たりにしました。

そして、
彼女たちの話を聞いてあげることも、エステティシャンの仕事でした。

華やかな世界の興味深い話も聞けるかと思いきや、ほとんどが【愚痴】でした(^_^;)

芸能界やモデル業界での嫉妬や不正、足の引っ張り合いの話、
お金はあるのにさみしい、虚しいという話。
恋人や旦那と喧嘩したら、お金や物で解決されてうんざりしたという話…。

毎日のように、そんな話を聞かされました。

(´Д`)ハァ…

私はもともと人の話を聞くのが苦ではないし、もちろん学べることもありましたが、
さすがに毎日愚痴を聞かされ、時には八つ当たりらしきこともされるうちに、
それでも慰めてあげ、力づけてあげることに限界を感じ始めました。

しかし、そんなちーちゃんのテンションとは裏腹に、
世間でのエステブームはますます勢いづき、仕事も忙しさが増していきました…。

またまた続く( ̄▽ ̄;)