つくばフルマラソンに参加することになったちーちゃん。

スタートして間もなく、さっき転んだ膝が
ガクガクしてきて痛みも増してきました。

これはやっぱりダメだ。
最初の給水地点でさっそく棄権しようと考えました。

早っ( ̄O ̄;)

しかし、その時なぜかちーちゃんの脳裏に
十字架の道を行くイエス様の姿が浮かびました。

続けて、いつも苦労させてしまっている先生の姿が思い出されました。

…もう少し走ってみよう。

私の痛みなんて微々たるものだ。

そう思うと
むしろ感謝がわきました。

感謝はわきますが、やはり体はつらく、
何も考えられなくなり、
ただ祈る事しかできませんでした。

…諦めやすい私。
楽な道ばかり選んできた私。

でも今日は、
主がいつもおっしゃるように、
最後まで行けるように助けてください…。

祈りながら走っていくと、
気付いたら半分を過ぎていました。

…もしかして、いけるかも…

後半は体もボロボロ、クタクタでした。

足を引きずり、自分は走っているはずなのに
歩く人に抜かれていきます。

終盤に差し掛かると、様々な人たちが目に入って来ました。

棄権してコンビニ前に座り込み、すでに乾杯している人たち、
道路で大の字になって、気持ちよさそうに寝ている人。

うらやましい…
私も終わらせてしまいたい。
休みたい…。

彼らの姿が
大きな誘惑として襲いかかってきました。

自分ももう、棄権してしまおうか…
ここまでがんばったのだから
もう良いんじゃないか…

と、その時。

路上からの声が急に耳に響いてきました。

「がんばれ!!」

「もう少しだよ!!」

知らない子供たちや、おばあちゃんが
私を応援してくれている声でした。

さっきまで耳に入ってこなかったのに。

ああそうか、

これ、神様の声だ。

再び走る足に力が入ります。

少しすると教会のメンバーたちの姿が見えました。

「もう40㎞地点だから、
あともう少しだけがんばれ!」

先にゴールした仲間たちが応援しにきてくれたのです。

そうだ。
もう少し、もう少し。

最後の力をふりしぼり、
最後まで、
もう少し。

そして、

ついに!!

ゴーーーールッ!!!

完走しました(ToT)

何にも代えられない達成感!!

ゴールした後
さっそく末の妹に電話しました。

スタート時の怪我の話もして、
あの状態で完走できたのは、
到底私の力ではなく神様の力だ、と
電話口で力強く証しました。

妹は驚き、そして泣きながら、
「本当に神様はいるんだね」
と認めていました。

この時から、妹も神様の存在を
受け入れ始めたのです。

自分のために挑戦したことだったのに、
妹が神様を受け入れるきっかけにまでしてくださった神様に
さらに感謝の思いがわきました。

チョンミョンソク先生の哲学の一つが
「最後まで」です。

神様は<最後に>働かれるからだそうです。

ちーちゃんの遠~い記憶を呼び覚まして綴ったつくばマラソン。

改めて、「最後まで」行こうと決心しました。

終わりまで行って「終わり」を見、
終わりまで行なう「神様と聖霊様と御子」を見、
「主の行ない」を見るようになる。

鄭明析牧師の明け方の御言葉より