一昔前に流行った「池上彰のやさしい経済学」でお勉強。
ニュースを始めとしてTPP反対反対とすごく叫ばれているけれども、結局TPPってなんだろう・・・とそして、何が問題なんだろう?とかなり前から気になっていたので、とうとう手に取ってみました。

本書のいいところは、「読み手が自分で考えて判断すること」を念頭に、必要な情報・知識を分かりやすく提示してくれているところ。

不良債権がなぜたくさんあるのか、どうして不況になったのかなどなど、
ニュースや実生活で感じていたさまざまな「どうして?」がひも解かれました。
お金の専門家のさくらさんが以前話していたことも「なるほど!このことを話していたのね~」とわかる様になったり、知りたかったTPP&何が問題視されているのかについても明確になりました。

「知る」ことって大事だなあ・・・・と染みる本でした。
知らなければ、流されてしまうしかない・・・
より良い判断を取るためには知ることが大事だなぁと痛感。

具体的に経済学ってなんなの?というそもそもなところを、実際の歴史的事象をもとに教えてもらえる本でした。
政治と経済って私から一番遠いモノと思っていましたが、現在と未来をよりよく生きるために知ることが必要だなぁと。
そして知ることから、何が出来るか?を考える自由さと選択できる可能性が生じてきて楽しくなりました。

これまた一昔前にドラマ化された「柳沢教授」(私は漫画読んで集めていた)で「経済学は人間を考える学問だ」というフレーズ(間違っていたらスミマセン)から、経済学に興味はあったのですが、オモシロくなさそうと思って着手せずでした。具体的に知ってみたら、食わず嫌いでした。問題を解決するために考え続けて、行ない続ける終わりなき学問、経済学の面白さを知りました。というか「あれ?これチョンミョンソク先生が教えてくれた内容と通じている!!」と、真理を見つける瞬間が結構ありました。そして、分かる分だけ、判断・捉え方も変わってくる手応えも感じられて学ぶ楽しさ、再熱。

というわけで、オススメなシリーズです。