落ち込んでると、知ってか知らずか話しかけてくれる摂理のこどもたち。
そういう経験私だけじゃないみたいと何人かの人と話してわかった。

他愛のない話をしてくれるだけなんだけれど

そういうの必要な時だから、なんてセンスがいいのだろう。

私が、新入生だった時のこと。
ビュービューさびしい風が心に吹いていた時に
かむかむレモン(レモン味のレモン型のガム)を汗ばんだ手で差し出してくれたあの子を思い出す。

ちょっと食べるのに正直とまどったけれど、
普段まったく話すこともなかったのに、今日に限ってこうしてくれたことが、
目に見えない神様がこの子を通して現れて下さったかんじがして、じーんとしながら頂いた。

今は、中学生の素敵女子になった彼女。
久々にばったり再開をしたので話しかけたら、覚えていてくれた。
やっぱり優しくて嬉しかった。

私が幼かったときのことを知っている彼女。
彼女が赤ちゃんだった時を知っているわたし。

何か不思議な幼馴染。

また会う時、新しい私と彼女になっていることがたのしみ。