わたしは歯の矯正をしていたせいで同年代よりも歯周病が進んでいると
歯科衛生士さんから言われたことがことがあります。
その際に、歯周病の怖さを教えてもらいました。
歯周病の怖さとは?悪化するまで症状が感じられない事。
歯周病は歯茎の炎症から始まり、のちに進行すると骨を溶かしていきます。歯茎の炎症だけの段階であれば十分に治る可能性がありますが、ひとたび骨が溶けだしてしまうと、溶けた骨は戻ってくることはなく、元通りに治ることはありません。ですので、いかに進行を止めるかが大事になってきます。
いしゃまちより引用
「溶けた歯は戻ってくることはなく、元通りに治ることはありません。」
これ、私通告されたときに物凄いショックでした。。。
わたしはまだ軽度と中度のはざまくらいなので、
ケアをして進行を防いだら大丈夫ですよとフォローされたのですが
それでも、失ってしまった溶けた部分がある事実、写真を突き付けられた時は
知らないうちに銀行口座から勝手に預金を引き出されていたかのようなショックでした。
歯の骨が溶けていくと、抜歯するしかない状態になる・・・・だけでなく
じつは、この歯周病菌は脳卒中、狭心症、心筋梗塞を誘発させたり
糖尿病を悪化させたり、早産・肺炎、気管支炎を引き起こす原因となるとのこと。
くわしくはこちらのサイト⇒歯周病-歯とお口のことならなんでもわかる8020
歯周病は世界で一番感染者が多いと言われているそうですが対処ちゃんとするならば、症状の進行を防げる病気です。
わたしも、歯科衛生士さんからちゃんとしたケアを教えてもらってから
正しい対処・管理をするようになって、ひどくならないで済んでいます。
毎日使う口と歯ですが、あまりにも無頓着で無知の中で危険に身をさらしていたのだな~と
歯周病の恐ろしさを知れば知るほど無知の恐ろしさにぞっとします。。。。
そして、ちゃんとわかって対処すればちゃんと改善されるので、
自己管理のすばらしさを身を持ってかんじます。
歯周病のケアのポイント
そもそも歯周病の原因とはなんなのか?
お口の中にはおよそ300~500種類の細菌が住んでいます。
これらは普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが充分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。
この歯垢(プラーク)1mgの中には10億個の細菌が住みついていると言われ、むし歯や歯周病をひき起こします。歯垢(プラーク)は取り除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強固に付着します。 これはブラッシングだけでは取り除くことができません。この歯石の中や周りに更に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けます。
日本臨床歯周病学会より引用
歯の間に歯石が出来ているな~と目視で確認できる場合、それはプラークの温床です。。。
プラークの団地だと思った方がいいです。
この歯垢・歯石を除去するのが、けっこう痛いです。。。
歯肉から歯石をはがすのに器具を差し込んでゴリゴリ削り取られるんですが・・・
「我慢できないくらい痛みを感じたら手を上げて下さいね」と優しい笑顔でおっしゃってくださるんですが
手を上げても「あと少しです頑張って!」と笑顔でエールを送られ、容赦なくゴリゴリと削られる。。。。
涙目で踏ん張るしかない。という状況になります(笑;)
痛みや進行がひどい場合は麻酔を打って除去するそうです。
そうならないように、早め早めの受診と対策が大事だと心から思います。
プラーク対策が歯周病対策である
・デンタルフロスを使ってケアをする:毎日でなくても週一とか日を決めてするのがいいです。
デンタルフロスの使い方をわかり易く説明してくださっています⇒初めて使う方は必ず見て下さいデンタルフロスの正しい使い方
・取りきれない部分は専門家にお願いする:半年に一回に歯科衛生士さんにケアをしてもらうことがベストとのこと。
毎日使う歯の重要性を歯肉炎が進んだ奥歯で物噛むごとに痛くて大変な思いをしてから感じました。
失ってから気づく恩恵となるのは恐ろしく悲しいです。
大切なものを大切に扱うこと。扱う方法もちゃんと学ぶことが大事だと歯周病を通して学びました。
メンテナンスの受診料が結構高額(法改正によるそうです)ですが、一生モノの歯でありメンテナンスをした分だけ長持ちすることは確かです。年単位で考えると高くない貴い健康を守るための投資費用ではないかと思います。
歯周病を通して、自分の体のパーツを管理することの大切さ
神様が与えて下さった肉体の尊さと神秘さを感じました。
以前、チョンミョンソク先生がご飯を食べたら30秒以内に歯を磨きなさいとおっしゃっていたのはこのことだったんだなぁと歯周病について学んでから合点がいきました。大切な体を大切に扱ってこそ、存在するのだと思いました。。。
歯周病に対して自己診断もできるように解説されているサイト
・歯の教科書・歯医者が教える歯のブログ
オススメです。