先日、ワクチン接種後に亡くなった方々のご遺族を取材し、放送時に「コロナ感染による死亡」と受け取れる報道をしたと、NHKが全面的に認め謝罪表明しました。(関連記事はこちら

 報道の質を問われる以前の問題であると指摘される方、公共放送を辞めるべき決定的な証拠だと言われる方、さまざまな声が聞かれますが、そもそも2008年の摂理カルト報道の際も適切な取材はどの放送局もしておらず、まさかのNHKも右に倣えな報道であったため、愕然としたものでした。(さすがに、ワイドショーのような面白おかしく騒ぎ立てて視聴者の不安をあおるような報道ではありませんでしたが、)

なので、NHKの報道の質もそのようなものだったのか!?と愕然とするのは、すでに10年以上前に先取りをしていたため、今回の謝罪表明を聴いて思ったのは、ようやく本来のメディアとしての意識が少なからず生じている組織になりつつあるのでは?とわずかな希望の切れ端を見たような気がしたのです。

が、しかし、よくよくこの件についての話を確認してみますと、すごく残念なことながら謝罪表明をするに至ったのは取材をした遺族から「ワクチン接種後に亡くなった」という事実を全く伝えていませんよね?と申し出がNHKにあったからだそうです。

欧州各国では小学校の授業で「テレビの言うことを鵜呑みにしないこと」と教えているそうですが、日本にもそれが必要なのかもしれないというよりは、この状況からすると必須ではないだろうか、と思ってしまいました。

以下は、キリスト教福音宣教会の公式チャンネルで展開されている動画ですが、韓国における摂理カルト報道の背景などにも触れて、まとめられている内容であるのと同時に、マス・メディア専門家がマスメディアの責務について基本的な話を織り交ぜながら5分前後で分かりやすく紹介されており、今回のNHKの問題についても理解が深まる内容だと思うので紹介させていただきます。